組み込み系ソフトエンジニアの転職

30年後、あなたの技術は必要とされますか

電気自動車の登場により自動車を取り巻く技術は大きな変化をとげています。
電気とコンピュータ制御で車を動かすことが可能になるということは、
同時にこれまで当たり前だった技術の一部が不要になると言っても
過言ではありません。特に、自動車業界に身を置いている若手の
エンジニアのみなさん。これからの方向性を考えてみませんか。

自動車業界のいま

自動車業界の現状

これからの自動車が電気自動車になることは間違いないでしょうが、電池の性能やコスト面など開発にはまだまだクリアしなくてはならない課題や余地が多く残されています。
このことからも数年後にすべての自動車が電気自動車になってしまうか、というとそれは現実味がありません。おそらく数十年の間は既存技術の改善・改良も続くでしょう。

新興国向けのレシプロエンジン

電力インフラの整わない新興国ではこれからもレシプロエンジン車が求められます。つまり、現在レシプロエンジン車の開発・生産を継続しているメーカーも、新興国という大きなマーケットがあるので今すぐ需要がなくなることはありません。
ただ、十数年後には現地メーカーも力をつけ台頭してきます。価格競争も激しくなるでしょう。
日本のメーカーが生き残るためには、最先端を目指し、技術優位性を発揮すべきです。

技術比較

レシプロエンジン電気自動車

内装部品

共通(継続開発)共通(継続開発)エアコンエンジンによるコンプレッサ駆動モータコントロール

内装部品

車体アルミ・鋼鉄・樹脂など軽量ボディー(ポリマー、炭素繊維)へライトハロゲンランプLEDシャシー樹脂・アルミなど軽量化(ポリマー、炭素繊維)

エンジン

エンジン排気系ユニット(ガソリンタンク)不要エンジンユニットモータ+モータドライバ

エンジン

トランスミッションギヤステアリングブレーキサスペンションタイヤ・ホイール油圧・空圧・電動による制御バイワイヤ化(電動化)ECU制御へ共通(継続開発)樹脂・アルミなど機能部品化(インモーター)など

今後の展開のポイント

上記の比較表から読み取れる今後の展開と、エンジニアが考えるべきことをパーツに分けて解説します。
ご自身および今いらっしゃる会社に置き換えて考えてみてください。

内装部品

操作性や快適性などすべてのヒューマンインターフェイス(HMI)の高度化や、安全性の向上を目指して開発が継続されています。ただ、こうした高機能製品は先進国向けの開発です。新興国需要向けの従来品カスタマイズ開発のみですと、将来的には現地メーカーの台頭によって日本のメーカーは厳しくなるでしょう。
常に+αの技術を持って他社と差別化できていますか。次世代製品の開発に力を入れていますか。

外装部品

電気自動車・レシプロエンジンにかかわらず、車体の軽量化・難燃性などの研究開発が進んでいます。
車体の素材はこれまでのアルミ・鉄鋼から軽くて強度の高い炭素繊維やポリマーへ移っています。
シャシーは電気自動車になることでエンジンスペースが空くので、車体を小さくする、もしくは室内スペースを広げるなど形状も変化しています。
常に+αの技術を持って他社と差別化できていますか。次世代製品の開発に力を入れていますか。

エンジン

レシプロエンジンがすぐにはなくならないとしても、確実に新規開発は減少していくと思われます。
エンジンメーカーが今すぐに立ち行かなくなることはありませんが、レシプロエンジンにしか必要とされない部品(エンジンタンクやピストンなど)を設計をしている方は、今の技術を活かして産業機械の設計など異業界へチェンジすることも検討してはいかがでしょうか。
今の技術が他製品に応用できるのか考えてみてはいかがですか。すでにモーター開発に取り組んでいる方(会社)は、今の製品で市場シェアをとれそうですか。

駆動系

自動車の基本的な原理に変化があるわけではないので、部品自体には大きな変化はないでしょう。
ただ全てがバイワイヤ化(電動化)しECUで制御されるようになります。
これからは電気・電子系の知識を持ったエンジニアが開発の中心となるでしょう。
電子駆動に対応した製品開発に取り組んでいますか。機械系エンジニアの方は電気・電子の知識もプラスで身につけることをおすすめします。

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まずは今の技術を一緒に整理しましょう。そこから見えてくることがたくさんあります。

自動車技術は今、大きな変貌をとげている過渡期です。
ずっと必要とされるエンジニアでいるためにも、まずはご自身の技術
をしっかり分解して整理し、これからの方向性を定めていきましょう。
エンジニア専門の私たちにぜひ一度ご相談ください。

自動車業界担当 新美優子/八木正仁/井上 了

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