機械メカトロ分野の職務経歴書

技術要素が重要な選考ポイントとなるエンジニアの転職の場合、

一般的な職務経歴書のスタイルでは技術知識や技術スキルのアピールが難しく、

非常に多くのエンジニアが作成に苦労しています。

汎用性の高い職種、そして絶対的な必要資格もさほど無いだけに、

自身のセールスポイントを明確にし、打ち出す必要があります。

例えば、採用側がイメージ・連想しやすいように、製品設計に必要な基礎学問

（例：「熱力学」「材料力学」「機械力学」「流体力学」など）や、

使用ツール（CADや測定器）の明記などは必要条件です。

また、昨今はコスト削減から部材の見直しや装置、部品の電子制御化が進んでいる為、

他部署との連携した製品開発力(プロジェクト推進）が求められます。

従って、製品に紐づく材料の知識や、電気、ソフトのエンジニアとの調整、折衝などの経験をアピールするのも効果的です。

未経験者の場合は、どんなエンジニアを目指すのかを明確にし、

これまでのキャリアをどう生かし、成長するかのビジョンを打ち出していくと良いと思います。

生産技術・製造技術側に自身の設計意図を的確に伝える必要があるため、"コミュニケーション力"も有効なアピールとなります。

経験者、未経験者に共通して「ものづくり」への熱い思いを伝えることも大切です。

最後に、これが『できる』『できない』やそのレベル感については、企業が判断するものですので、

自身であまり経験がないからと、自ら省くことはせずに、『経験したこと』を正しく伝えることを心がけてください。

その上で、『強み』、『成果』を整理しアピールとして語りましょう。

また、英語力やTOEIC・英検などの資格を持っている方は職務経歴書に記載すると良いです。

世の中に存在する多くの「転職マニュアル」は、全ての業種に対応した全方位的なものです。

ここでは、エンジニアの方だけに向けた転職成功の方法について、お知らせいたします。