株式会社本田技術研究所
- 情報更新日: 2025年10月28日
- 求人ID No.0257272
【1370】次世代バッテリーの研究開発(機械_製造プロセス・電池性能評価領域)_全個体電池
求人情報
- 職種
- 製品開発/研究開発(化学)
- 勤務地
- 栃木県芳賀郡芳賀町大字下高根沢4630
- 年収
- 600万~1,090万円
- 仕事内容
- 【募集の背景】
Hondaは、2050年までに、すべての製品および企業活動を通じてカーボンニュートラルを実現することを目指し、二輪・四輪・パワープロダクツ・航空機・船外機など、あらゆるモビリティ製品の電動化に取り組んでいます。四輪領域では、2030年までにグローバルで30機種のEVを展開し、年間200万台超の生産体制構築を計画しています。中でも本田技術研究所では、次世代バッテリー(全固体電池・半固体電池など)やリチウムイオンバッテリー、バッテリーパックの研究開発を、車載用途にとどまらず多様なモビリティへの応用を見据えて推進しており、先行・先進開発を担う組織としての役割を果たしています。モビリティの未来を支える革新的な電動パワーユニットの実現に向けて、私たちと共に新たな価値を創出していきませんか。
【具体的には】
■バッテリーパック、リチウムイオンバッテリー および 次世代バッテリー(全固体電池、半固体電池、リチウム金属二次電池など)に関する以下の業務:
※ご経験・スキル・志向に応じて、詳細な業務内容を決定します。
● バッテリーセルの試作・工程検討
・電極形成~セル組立までの試作(ラボ/パイロットラインでの製作)
・電極塗工、巻回・積層、封止など各工程の条件検討
・サンプル作製プロセスの標準化・工程管理
・パイロットラインにおけるQC/QA業務(良品条件、歩留まり検討 等)
・製造工程における条件最適化および統計解析を通じた工程改善
● 性能評価・信頼性検証
・セル/モジュール単位での性能・耐久性・構造安全性の検証(例:充放電試験、抵抗測定、釘刺し、衝撃、熱暴走試験 など)
・評価手法や測定条件の標準化
・試験データの収集・統計処理・因果分析による性能評価モデルの構築
・耐久性・信頼性指標の構築と長期データの分析
・外部機関・法規適合の視点からの技術対応
● 部材品質保証技術の開発
・電池の主要構成部材(アノード・カソード・セパレータ・固体電解質・外装材等)に関する品質保証技術の検討
・各部材の受入・組立時特性に関する評価技術の確立
・不具合未然防止・分析技術の体系化
・品質トレンドの可視化・異常検知アルゴリズムの導入と活用
【使用ツール・設備】
充放電装置、各種計測機器、振動試験機、温度チャンバー など
物性評価装置:SEM、EDAX、EPMA、X線CT など
CATIA、AutoCAD、Labview、Ansys、VBA など
1D/3Dシミュレーション(GT-Suite、Amesim、Abaqus など)
データ分析ツール:Excel(統計関数)、Minitab、JMP、Python(Pandas、SciPy等)、R、Tableau など
【業務の魅力】
Hondaは、2040年にZEV(Zero Emission Vehicle)100%の実現というチャレンジングな目標に向け、次世代バッテリーの研究開発を加速させています。
今後さらなる進化・拡大が見込まれる電動車の中核である駆動用二次電池システムの開発は、四輪だけでなく、二輪、パワープロダクツ、新モビリティ等にも広く適用されるため、多様な製品領域に携われることが大きな魅力です。
本ポジションでは、新たな電池構造・材料を前提とした未知の現象に向き合いながら、“つくって、確かめて、使える形に落とし込む”という製品化プロセスの根幹サイクルに最前線で関与できるのが特長です。
新規技術領域における実用化・品質確保の要となるポジションで、社会の電動化とカーボンニュートラル実現に直接貢献できる達成感を味わえます。
Hondaの未来のモビリティを支える電動パワーユニットの社会実装を、技術の側面から共に牽引していきましょう。
【現場社員の声】
44歳(キャリア入社1年目/電池メーカー出身)
「前職では、車載用リチウムイオン電池の量産設計を担当していましたが、電池が最終製品としてどのように使われているのかをより深く理解したうえで、開発に携わりたいという想いがありました。現在は、Hondaで次世代高性能リチウムイオン電池の電極・構造設計に取り組んでおり、開発セルは二輪・四輪・新モビリティなど幅広い応用が想定されています。過去の経験を活かしながら、使用環境に応じた設計要件の検討や新たな技術調査にも主体的に取り組んでいます。最先端の技術開発に挑む中で課題に直面することも多いですが、若手メンバーと積極的に意見を出し合い、切磋琢磨できる環境はとても刺激的です。Hondaには、高い目標に挑戦することを歓迎し、後押ししてくれる風土があります。自分のやりたいことに本気でチャレンジできる、そんな職場だと感じています。」
- 応募条件
- 【下記何れかの経験がある方】
・電池(セルまたはモジュール単位)の性能評価・信頼性試験のご経験
・電池の製造プロセス開発、品質管理(QC)・品質保証(QA)のご経験
・電池材料(アノード、カソード、固体電解質など)の材料開発に携わったご経験
- 休日休暇
- 慶弔休暇 年末年始 夏期休暇 有給休暇 完全週休2日制(当社カレンダーによる)
- 年間休日数
- 121日
- 就業時間
- 09:00~18:00
企業情報
- 企業概要
- 本田技術研究所は、本田技研工業(株)の研究・開発部門が分離・独立した会社で、「未知の世界の開拓を通じた新価値創造」を目的に、新たなモビリティやロボティクス、エネルギーなど、新価値商品・技術の研究開発を行っています。
☆先進技術研究所:知能化、生産技術、自動運転と先進運転支援システムなどの研究開発機能を中心に、新価値創造に向けた研究を行う。
☆先進パワーユニット・エネルギー研究所:二輪・四輪・パワープロダクツ・ジェットのパワーユニット・エネルギー技術の研究開発
☆デザインセンター:二輪・四輪・ライフクリエーションのデザイン・ブランド構築
☆ライフクリエーションセンター:「生活に役立つチカラ」に技術で貢献するパワープロダクツ領域の研究開発 ☆HRD Sakura :Hondaの四輪モータースポーツの技術開発を行う
- 従業員数
- 194,993人
この求人について詳しく知るには?
上記の情報は、求人情報の一部のみです。
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0120-964-228受付時間 月~金 10:00~18:00
求人ID No.0257272 ※応募・お問い合わせの際はこの番号をお伝えください
