OptQC株式会社
- 情報更新日: 2026年06月11日
- 求人ID No.0270517
量子サイエンティスト(Non−Clifford Unit)
求人情報
- 職種
- 製品開発/研究開発(電気・電子)
- 勤務地
- 東京都
- 年収
- 1,000万~2,000万円
- 仕事内容
- 誤り耐性型万能光量子計算機の実現に向けた基礎研究(実験・理論)を行っていただきます。
実験では、光ファイバー系・自由空間光学系・光導波路系を駆使した複雑な光学系を扱っていただきます。研究内容は以下の通りです。
・GKP量子状態を用いた誤り訂正操作の実現(実験・理論)
・パラメトリック下方変換によるスクイーズド真空場の生成
・ビームスプリッタネットワークや測定系(ホモダイン測定、光子数測定)の構築
・光子数識別と量子もつれを用いた伝令付き手法によるGKP状態の生成と保存、干渉
・非ガウス型(Non-Clifford) ゲートの実現(実験・理論)
・測定誘起型量子計算のプロセッサであるクラスター状態の生成・制御・測定
・光子検出と量子もつれを用いた伝令付き手法による三次位相状態の生成と保存、タイミング同期
・FPGAによる高速リアルタイム非線形フィードフォワードの実装
・高速低ロス光スイッチの開発
・決定論的な状態生成に向けた非線形光学の研究(実験・理論)
・光量子状態生成に用いる新たな非線形光学デバイスの探索
・TFLNを用いた非ガウス型状態生成の実現
・超高効率光子数識別器の開発と評価(実験・理論)
・超伝導転移端センサの開発と評価
・希釈冷凍機やADRを用いた実験環境の構築
・光量子コンピュータのアプリケーション探索(理論)
・現実的な非ガウスリソースを用いた量子超越の実証・ユースケース発掘
・自社の光量子コンピュータを使ったアプリケーションの探索
※従事すべき業務の変更の範囲:会社の定める業務
※就業場所の変更の範囲:会社の定める事業所、従業員の自宅その他会社が認める場所
<OptQCの光量子コンピュータについて>
OptQCが開発する光量子コンピュータは、光子(フォトン)を情報の担い手として利用する次世代コンピューティング技術です。量子力学の「重ね合わせ」や「量子もつれ」の特性を活用することで、創薬、材料開発、金融最適化、AI、物流計画など、従来のコンピュータでは膨大な計算時間を要する複雑な問題を効率的に解決できる可能性を持っています。
光量子コンピュータの最大の特徴は、光を利用することで常温環境での動作が可能であり、超伝導方式などで必要となる大規模な冷却設備を必要としない点です。また、光通信技術との親和性が高く、大規模化やネットワーク化に適したアーキテクチャとして世界的に注目されています。
OptQCは、東京大学古澤研究室における長年の研究成果を基盤とし、量子テレポーテーション技術や時間多重(Time-Domain Multiplexing)技術を活用した独自の光量子コンピュータを開発しています。この技術により、将来的な大規模量子計算基盤の実現を目指しています。
さらに、OptQCは日本電信電話株式会社(NTT)と資本・業務提携を締結し、NTTが保有する世界トップレベルの光通信技術や光デバイス技術と、OptQCの光量子計算技術を融合した研究開発を推進しています。両社は、誤り耐性を備えた100万量子ビット級の光量子コンピュータ実現を目標に掲げており、日本発の量子コンピューティング基盤の構築に取り組んでいます。
また、OptQCはNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が推進する量子技術関連プロジェクトにも参画しており、産学連携による次世代計算基盤の研究開発を進めています。光量子コンピュータは、創薬、材料開発、金融、エネルギー、AIなど幅広い分野での活用が期待されており、OptQCは日本発の光量子コンピューティング技術の社会実装とグローバル展開を目指しています。
<参考URL>
・OptQC公式サイト
https://www.optqc.com/
・NTT公式ニュースリリース(OptQCとの資本・業務提携)
https://group.ntt/jp/newsrelease/2025/11/18/251118a.html
・OptQC公式 技術紹介
https://www.optqc.com/en/core
・NEDO「ポスト5G研究開発事業」に2テーマが採択
https://www.optqc.com/news/news/press-nedo-post5g-research-development?utm_source=chatgpt.com
- 応募条件
- ・以下のいずれかの分野で修士もしくは博士号を取得した方。
光学 (レーザー、光周波数コム、集積光回路、非線形光学、光通信)
量子(物性物理、量子情報)
・光学実験経験のある方。
・分野の異なるエンジニアや研究者と円滑に連携できるコミュニケーション能力
・未知の課題に対して、自ら解決策を探求し、試行錯誤できる能力
・基本的なプログラミングスキル(Pythonなど)を用いた計測・評価の自動化経験
<歓迎するスキル・経験>
・光集積回路(シリコンフォトニクスなど)の設計・評価・開発経験
・非線形光学の知識
・四光波混合
・和周波発生、差周波発生、高調波発生、パラメトリック下方変換
・光周波数コム、パルス光の知識
・分散補償
・パルス波形制御
・チャープパルス増幅
・位相ロック
・f-2f干渉計
・デュアルコム分光
・スーパーコンティニウム
・EOコム
・量子光学及び光量子情報処理の知識
・伝令付き手法による非ガウス型状態生成
・スクイーズド真空状態
・単一光子状態
・量子もつれ
・量子テレポーテーション
・測定誘起型量子計算
・超伝導デバイス(超伝導光検出器)の知識
・希釈冷凍機及びADR
・SNSPD
・TES
・ハードウェアを原理レベルから理解し、技術と理論の両輪を扱える方。
・自らの専門領域に関する知識を持ちつつ、多方面への挑戦に意欲がある方。
・社内・社外の様々な人・企業と新たな価値を創造したい方。
- 休日休暇
- ・完全週休2日制(土曜日・日曜日)・祝日・年末年始休暇・年次有給休暇・慶弔休暇 【年次有給休暇】入社6か月経過後に20日付与
- 年間休日数
- 125日
- 就業時間
- 09:00~18:00
企業情報
- 企業概要
- ≪光量子コンピュータの開発≫
OptQC株式会社は2024年9月に創業した光量子コンピュータの設計・開発・研究を行うスタートアップ企業。
次世代の計算技術を世界に先駆けて実用化することを目指しています。
≪EY Innovative Startup 2025 に選出≫
革新性・成長性・社会性に優れたスタートアップとして、EY新日本有限責任監査法人が主催する「EY Innovative Startup 2025」に選ばれました。量子テック分野での技術・ビジネスの将来性が評価されています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000148901.html?utm_source=chatgpt.com
≪Founder & board member≫
◎代表取締役 CEO 高瀬 寛:光量子コンピューターの研究者・起業家で、東京大学大学院で博士(工学)を取得後、古澤明研究室で助教を務めました。その後、光の性質を利用した次世代量子コンピューターの社会実装を目指し、OptQC株式会社を設立し代表取締役CEOに就任。光量子方式の量子コンピューター技術の実機開発と事業化に取り組んでいます。
◎取締役 CTO アサバナント ワリット:光量子コンピュータ研究の世界的な専門家で、東京大学大学院工学系研究科で学部?博士・助教として光を使う量子計算・大規模量子もつれ生成の研究を進めてきました。2019年に世界初の大規模な2次元クラスター状態の生成に成功するなど先駆的成果を挙げ、2024年にはMITテクノロジーレビュー「Innovators Under 35 Japan」受賞。現在はOptQC株式会社の取締役CTOとして光量子コンピュータの商用化を加速しています。
◎取締役 平岡 卓爾:東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻で量子光学の研究出身で、その後ソフトウェア開発や事業企画を経てキャリアを築いた技術者・経営者です。株式会社Fixstars AmplifyではCEOとして量子コンピューティング関連サービスを展開し、量子技術の産業応用を推進しました。2025年10月には光量子コンピュータ開発企業OptQCの取締役に就任し、ハードとソフト両面で実用化を加速しています。一般社団法人Q-STARの活動にも関わっています。
◎取締役 古澤 明:日本を代表する量子光学・量子情報科学の研究者で、東京大学大学院工学系研究科教授。光を用いた量子情報処理の第一人者として知られ、連続変数量子テレポーテーションの世界初実証など画期的成果を挙げてきました。光量子コンピュータ実現に向けた基盤技術の確立を主導し、多くの研究者・起業家を輩出。学術と産業の両面から量子技術の発展に大きく貢献しています。
◎取締役 米澤 英宏:量子光学・量子情報科学を専門とする研究者で、光を用いた量子制御と量子コンピュータ技術の第一線で活躍しています。東京大学で博士号取得後、同大や豪州UNSWで研究・教育に従事。現在は理化学研究所量子コンピュータ研究センターにて、光量子制御研究チームを率い、光量子コンピュータ実現に向けた基盤技術の開発を進めています。
≪沿革≫
2026.03 NTT・東京大学・理化学研究所・OptQC 導波路型光デバイスによる世界最高品質のスクイーズド光生成に成功
2026.01 東京都の「SusHi Tech Global Startups」第1弾に選定
2025.10 総額15億円の資金調達(シリーズA1)が完了 ※累計調達額は21.5億円
2025.01 量子もつれの超高速生成に成功
2025.01 シードラウンドで6.5億円の資金調達を実施しました
2024.11 シュレーディンガー猫状態の超高速生成に成功
2024.11 NTT R&Dフォーラムにて光量子コンピューターのデモ
2024.10 国内最大規模を誇るアカデミア共催の起業支援プログラム、「1stRound」第11回支援先に採択されました
2024.09 研究開発とSociety5.0との橋渡しプログラム(BRIDGE)採択
2024.09 OptQC株式会社設立
2024.01 論理量子ビットの実証実験
2023.07 量子計算の「乗算」のためのシステムの実証
2021.04 理化学研究所に光量子計算研究チーム発足
2020.10 ムーンショット型研究開発事業 「誤り耐性型大規模汎用光量子コンピュータの研究開発」始動
2019.10 時間領域多重2次元クラスター状態の実現
2013.11 時間領域多重1次元クラスター状態の実現
2013.02 3光子までの重ね合わせ状態の実現
2011.04 シュレーディンガーの猫状態の量子テレポーテーションの実証
2004.09 量子テレポーテーションネットワークの実証
2000.11 東京大学・古澤研究室を発足
1998.10 古澤明がJeff Kimbleのグループにて世界初の決定論的量子テレポーテーションを実証
- 従業員数
- 47人
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