三菱電機株式会社【鎌倉製作所】
- 情報更新日: 2025年10月03日
- 求人ID No.0258458
【鎌倉】海上自衛隊向け護衛艦搭載レーダシステムのプロジェクト管理・システム設計<国内主要防衛企業>
求人情報
- 職種
- 組み込み
- 勤務地
- 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 鎌倉製作所
- 年収
- 450万~1,100万円
- 仕事内容
- 開発・提供する艦艇搭載用レーダシステムは電波制御技術、航跡予測技術、ネットワーク技術、表示制御技術など複数の先端技術を融合した大規模な統合システムです。
入社後はこれらの技術要素を組み合わせ、システム全体を設計・構築する業務に携わっていただきます。
【具体的には】
■システム設計業務ではプロジェクトの中核を担い、社内の研究所や各技術部門と連携しながら、仕様策定から設計、試験、納入後の運用支援まで一貫して関わります。プロジェクトは数年から十数年単位で進行し、予算規模も数十億円規模に及ぶことが多く、国家レベルの防衛インフラに貢献する責任とやりがいのある仕事です。
■業務の比重としては設計業務が中心となりますが、顧客との技術折衝や提案活動、現地試験対応なども含まれ、技術力だけでなく、調整力やコミュニケーション力も求められます。特に、艦艇への搭載試験では実際に乗艦する機会もあり、現場でのリアルな運用環境を体感しながら、製品の完成度と付加価値を高めていくことができます。
■チームは複数の専門領域を持つ技術者で構成されており、互いに知見を持ち寄りながら協働するスタイルです。入社後は先輩社員のサポートを受けながら徐々に担当領域を広げていただき、将来的にはプロジェクト全体を牽引するリーダーとしての活躍も期待しています。
■このポジションでは技術者としての成長はもちろん、社会的意義の高いプロジェクトに携わることで、誇りと達成感を得られる環境が整っています。
【使用言語/環境/ツール/資格等】
OS:Linux/RedHawk/Solaris 他
言語:C/C++/C#/Ada 他
ツール:MATLAB/VB 他
資格等:第一級陸上無線技士/第一級陸上特殊無線技士/基本情報処理技術者/応用情報処理技術者/ネットワークスペシャリスト/PMPなど
【業務の魅力】
護衛艦に搭載されるレーダシステムを中心とした大規模な防衛関連システムの設計およびプロジェクト管理業務を担当していただきます。関係機関との調整、仕様策定、開発工程の管理に加え、システム全体の品質・納期・技術的完成度を確保しつつ、予算管理やコスト最適化にも責任を持って取り組んでいただきます。
【組織ミッション】
<本部・事業部>
■陸・海・空の各自衛隊向け通信ネットワークシステム、レーダシステム、電子戦システム、ミサイルシステム等の営業活動
■領域横断作戦に関する事業の構想立案や各幕への事業提案、新事業戦略や開発戦略の策定
■防衛関連機器の海外市場への販売に関する事業企画、事業開拓、営業活動
<管制システム部>
射撃管制システム、電波・光波センサ及びその関連機器、並びにその他電子応用機器のプロジェクト管理、システムの開発設計、経営管理及び維持を担当
<技術第二課>
主として、海上自衛隊向け既存護衛艦向け射撃管制装置、センサシステム及びその関連器材等のプロジェクト管理、システム開発・設計・維持を担当
【入社後のキャリアステップイメージ】
■入社後の研修:入社後1~3年間(経験に応じて)は作業指導者やチームリーダーの指導のもとで業務を行い、当課の業務内容を深く理解していただきます。
■プロジェクト管理とシステム設計:その後は主担当工事のプロジェクト管理やシステム設計作業を担当し、課内での中核として事業を推進していただきます。
■キャリアパスの選択:将来的にはマネジメント職へのキャリアアップを期待していますが、システムエンジニアとして技術系のプロフェッショナルを目指す制度も用意しています。
【やりがい】
当社が誇る艦艇搭載用火器管制レーダシステムの開発はただの仕事ではありません。国民の生命と財産を守るための国家の防衛インフラを支える重要な役割を担う、非常にやりがいのある業務です。また、自分自身やご家族を守るための安全な社会を築く一翼を担うことにもつながります。以下に、その魅力をいくつかご紹介します。
(1)社会的意義のあるプロジェクト
国家レベルのプロジェクトに関与し、国家の防衛に寄与することで、社会的意義を感じながら働くことができます。
(2)先端技術の融合
■複数の先端技術を組み合わせることで、技術者としてのスキルを大幅に向上させることができます。
■これらの技術を駆使してシステム全体を設計・構築する業務に携わり、実際のプロジェクトを通じて貴重な経験を積むことができます。
(3)チームワークと成長
■複数の専門領域を持つ技術者と共に働くことで、互いに知見を持ち寄り、より高い成果を目指すチームワークを体感できます。
■先輩社員のサポートを受けながら、徐々に担当領域を広げ、将来的にはプロジェクト全体を牽引するリーダーとしての成長が期待されます。
【優位性】
(1)業界の立ち位置
日本国内の艦船搭載用射撃火器管制レーダ市場におけるシェアNo.1。
(2)強みと優位性
■長年の経験と技術開発により、信頼性の高いレーダシステムを提供しています。特に、艦艇の運用環境に適した耐久性や性能を持つ製品が特徴です。
■レーダだけでなく通信、情報処理、戦術支援システムとの統合が得意で、トータルソリューションを提供しています。
(3)コア技術
■高速で精度の高い目標追尾が可能なフェーズドアレイ技術を採用しており、複数の目標を同時に追尾する能力があります。
■高度なデジタル信号処理技術により、ノイズの影響を受けにくく、精度の高いデータ取得が可能です。
■レーダシステムにおけるキーパーツ(ハイパワーアンプ、ローノイズアンプ、ドライバーアンプなど)を半導体レベルから開発・設計・製造する技術を有しています。
【採用背景】
インド太平洋の安全保障を支える最前線へ!共に戦う新たな挑戦者を募集します。
当社は国際的な防衛プロジェクトに参画しており、地域の安定に寄与するためのレーダシステム開発に取り組んでいます。本プロジェクトでは、艦艇搭載用レーダシステムを中心とした大規模な防衛システムの設計やプロジェクト管理を担う技術者を増員することになりました。これはインド太平洋地域の安定に寄与する国際的な取り組みであり、当社の技術力を世界に示す絶好の機会です。これまでの業務経験を活かし、国家の安全保障と国際連携に貢献したいという志をお持ちの方を、心よりお待ちしております!
【PR】
当社は防衛装備品のリーディングカンパニーとして、長年にわたり飛しょう体・航空機などの過酷な環境で運用される機器の開発設計力を蓄積しています。今後もますます事業を発展させ、国家の安全安心に貢献していく計画です。
★鎌倉製作所に関して
https://www.mitsubishielectric.co.jp/saiyo/graduates/philosophy/place/kamakura/
【会社の定める業務(※)】
(※)業務の都合によっては会社外の職務に従事するため出向又は転属を命じることがあります。
- 応募条件
- 【必須】
■プロジェクトマネジメントスキルを備えた方
長期かつ高信頼性が求められる防衛プロジェクトを推進するために、関係者調整、進捗管理、技術文書の読解、チーム運営力などに自信をお持ちの方
■リスキリング力を備えた方
社内研修や勉強会の活用、自己啓発を通じて最新技術へのキャッチアップを図る姿勢と、継続的なスキルアップへの意欲をお持ちの方
【歓迎】
■防衛装備品に対する興味関心をお持ちの方
防衛装備品や艦艇搭載用火器管制レーダシステムに対する情熱をお持ちの方を歓迎します。最新の技術や防衛戦略に関心を持ち、業界の動向を追い続ける姿勢が、プロジェクトの成功に大きく寄与します。
あなたの興味が革新的なシステム設計やプロジェクト管理において新たな視点をもたらすことを期待しています!
■語学力(海外メーカーとの技術的交渉や英文仕様書の精読・作成経験をお持ちの方 ※TOEIC700~800点が目安です)
■システム設計スキルをお持ちの方(電波制御、航跡予測、表示制御、ネットワーク通信、情報セキュリティ等の設計経験をお持ちの方)
- 休日休暇
- ■年間休日:129日 ※内訳:土曜/日曜/祝日、GW、夏季、年末年始など(会社カレンダーに準じる) ■年次有給休暇:20日~25日 ※入社時より付与。付与日数は入社日により変動(4~20日)。 ■その他:特別休暇2~4日(30歳、40歳、50歳到達年)、産休・育休制度あり
- 年間休日数
- 129日
- 就業時間
- 08:45~17:15
企業情報
- 企業概要
- <宇宙開発のリーディングメーカー/日本を代表する主要防衛企業>
鎌倉製作所は、1962年に関東における最先端のエレクトロニクス開発・生産の拠点として操業を開始した。そして1976年、日本初の電離層観測衛星の打ち上げに成功し、宇宙開発のトップメーカーとしての礎を築く。その後、現在まで約30年間、宇宙実験・観測フリーフライヤーの打ち上げと回収の成功など、国内外を問わず様々な分野の人工衛星や、その搭載機器の開発・製造を手がけている。さらに、貴重な周波数「ミリ波」に注目し、人工衛星に搭載する地球観測機器や自動車搭載の前方監視レーダーなど、様々なミリ波利用製品の開発にも取り組んでいます。
■製品/業務内容…誘導飛しょう体システム、火器管制システム、情報・通信・指揮システム、人工衛星、人工衛星搭載機器、衛星通信用地上設備、ITS、DSRC応用システム、統合セキュリティー、LBS、高精度測位応用システム、三次元GIS
<CLOSE-UP PRODUCTS>
◆イギリス・イタリアとの最新式戦闘機の共同開発_次期戦闘機…世界各国の戦闘機が高機動性、高ステルス性、更には無人機との協働等を追求し開発競争が進む中、それらに対抗できる新たな戦闘機を開発すべく、日本がイギリス・イタリアと3か国による共同開発を行うこととなった。三菱電機は、この戦闘機に搭載するレーダーを始めとした「戦闘機の目と頭脳」とも言える様々な搭載電子機器システムの開発担当企業として参画している。鎌倉製作所ではこれまでも当時世界最先端であったF-2戦闘機のレーダーなどの開発・製造を行っており、これまでに培った技術を駆使し世界最高の戦闘機を創り上げるべく、イギリス・イタリア企業とも連携して取り組んでいく。
◆海に囲まれた日本の海洋の自由で安全な利用を守る_護衛艦搭載多機能レーダー…四方を海に囲まれた島国である日本は広大な排他的経済水域を持っており、外国からの資源・食糧等、多くを依存する我が国の貿易はその9割以上を海上交通に依存しているため、自由な交通等の安全な海洋の利用を守ることは私たちの平和と繁栄の基礎であり欠かせない。鎌倉製作所では、その役割の多くを担う海上自衛隊の護衛艦の対空レーダを長年にわたり開発してきており、360度全周を常に監視し、対空以外にも水上捜索を始めとする多くの機能を持つレーダーとなり、護衛艦の能力を支えている。
◆気象現象に加え、地球環境の監視機能を持つ衛星_ひまわり8号/9号…静止気象衛星のひまわり8号と9号は、当社が2006年に納入したひまわり7号(運輸多目的衛星:MTSAT-2)の後継機である。ひまわり7号に用いた信頼性の高い当社標準衛星プラットフォーム「DS2000」を高性能化し、世界最先端の観測能力を有するセンサー(可視赤外放射計)を搭載し、気象予報の精度向上が期待されている。8号は2014年10月に打ち上げ、2015年7月より本格運用を開始し、2016年11月に打ち上げた9号は、2017年3月より待機運用を開始している。
◆厳しい国際競争を勝ち抜いて受注_Es’hail-2…Es’hail-2はカタールの国営衛星通信事業者であるEs’hailSat(エスヘイルサット)社から受注した静止通信衛星。日本の衛星メーカーとして、アラブ諸国から人工衛星を受注したのは初めて。過去当社が受注したST-2、Turksat-4A/4Bといった海外向け商用通信衛星で築いた実績が評価され、国際競争を勝ち抜き受注に至った。同衛星は2018年11月に打ち上げを完了し、中東・アフリカ地域を中心とした広範囲で大容量かつ高セキュリティーな商用TV通信や商用データ通信及び政府系機関向け通信サービスのために運用中。
◆人々をみちびく「日本版GPS」_準天頂衛星システム「みちびき」…準天頂衛星システム「みちびき」は、内閣府主導で構築された日本の衛星測位システムで、鎌倉製作所で製造し2010年から2017年にかけて打ち上げられた4機の衛星により、2018年11月にサービスが開始された。同じく鎌倉製作所で開発した小型・軽量・省電力の高精度測位端末(AQLOC)は「みちびき」のCLASという誤差数センチの高精度衛星測位サービスを利用でき、農機の自動運転や鉄道運行管理など、様々な用途へ適用が進められている。現在、5号機~7号機も製造中で、2023年度に7機体制とすることによりGPS衛星に頼らない自律測位システムの確立を目指している。
◆地上からISSに物資を補給_宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)…国際宇宙ステーション(ISS)まで無人で自動接近飛行する補給機。ISS交換部品、実験機器、宇宙飛行士の日常品などの物資を運び、補給後は使用済みの実験機器や衣類などを積み込み、大気圏に再突入して廃棄。当社は全体システム設計を三菱重工と担当し、HTVの頭脳である電気モジュールを開発した。2009年の初号機に始まり、2020年の最終機となる9号機までISSとのドッキング及び物資輸送を全機成功させた。HTV向けに開発した近傍接近システムは海外でも高く評価され、米国NASA向けの民間宇宙貨物輸送機「シグナス」にも採用された。現在は、後継機となる新型宇宙ステーション補給機(HTV-X)の開発も進められている。
◆自動ブレーキで交通事故から人々の安心、安全を守る_車載ミリ波レーダー用モジュール…車載ミリ波レーダーは自動車に搭載して前方を監視するセンサーであり、自動ブレーキや車間距離を一定に保って走行するオートクルーズなどに用いられている。ほかのセンサーであるカメラやレーザーレーダーと比較して、ミリ波レーダーは検知距離が長く、検知性能が天候に左右されにくいという特徴を有する。ミリ波レーダー用モジュールは、アンテナ/電波送受信/デジタル信号処理を一体化したもので、ミリ波レーダーのキーパーツである。鎌倉製作所は保有する優れた高周波回路技術やアンテナ技術により、2003年からミリ波レーダー用モジュールを量産している。小型化、低コスト化、高機能化開発を推進し、現在では北米、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、中東と世界中の自動車に搭載され、交通事故から人々の安心と安全を守っている。
◆安全・快適な道路交通環境を実現_高度道路交通システム「ITS」…ITS(Intelligent Transport Systems)は、人・交通・車両の情報をリアルタイムに結びつけ、渋滞・交通事故の低減や利用者の快適性向上を目的とした最先端の交通システムの総称。その中で鎌倉製作所が2001年に日本の高速道路最初のシステムとして開発、納入したのがETC(Electronic Toll Collection)である。5.8GHz帯の電波を使用したDSRC(専用狭域通信技術)により、限定されたスポットにおいて最大4Mbpsでの双方向通信を行う。最近ではスマートICのほか、フリーフローと呼ばれる開閉バーの無いタイプについても普及し、首都高出口のシステムでは当社が100%のシェアを誇る。(2022年9月現在、首都高向けフリーフローETC設備において、当社調べ)
- 従業員数
- 149,655人
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